短足でちょこちょこ歩く「マンチカン」様
その姿を見て悶絶する人が続出し、多くの人を魅了しています。
さらに意外と運動神経が良くて活発で筋肉質、木登りもできちゃいます。
そんな「マンチカン」様のルーツは1983年にアメリカで発見された、トレーラーの下で暮らしていた1匹の野良猫から始まりました。
遺伝子疾患なども心配されていますが、とにかくかわいい「マンチカン」様の歴史や特徴をご紹介していきます。
ぜひ最後までごにゃんください。
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この記事では以下の内容が分かります。
- マンチカンの歴史
- マンチカンの特徴
- マンチカンの性格
- マンチカンの大きさなど
- マンチカンの原産国
- マンチカンの体重
- マンチカンの体長
- マンチカンの寿命
- マンチカンの値段
- マンチカンの動画
- マンチカンの飼い方
マンチカンの歴史
- 1983年 トレーラーの下から保護される
- 1983年 繁殖開始
- 1991年 キャットショーに登場
- 1995年 TICAに認定される
- 実は過去にも短足猫は見つかっていた?
- 歴史まとめ
1983年 トレーラーの下から保護される
1983年にアメリカのルイジアナ州で1匹の猫が保護されました。
その猫は犬に追われてトレーラーの下に逃げ込んだところを当時音楽教師だった「リンダ」という女性が見つけて保護し、「ブラックベリー(Blackberry)」と名付けられました。
保護した時「ブラックベリー」は妊娠しており、ほどなくして生まれてきた子猫の半分は短足の猫たちでした。
その短足猫のうち1匹のオスを友人だった「ケイ・ラ・フランス」に譲り「トゥールース」と名付けられました。
このリンダが保護したメスの「ブラックベリー」、ケイ・ラ・フランスに譲ったオスの「トゥールース」が現在のマンチカンの祖先となりました。
1983年 繁殖開始
その後、短足猫は様々な研究対象とされ、遺伝子学上の検査結果で健康体であり、突然変異であると確認されました。
以降、通常の足の長さの猫と交配が試されましたが、やはり短足の猫が生まれることが確認され、やがてブリーダー主導による異種交配の計画が始まりました。
その結果、短足の猫は増えましたが、遺伝子的に異常をきたした突然変異の個体を増やすことに否定的な陣営と、積極的に交配をすることに肯定的な陣営とで対立し論争を巻き起こします。
1991年 キャットショーに登場
論争が巻き起こりながらも繁殖が進んだ短足の猫は、1991年にTICA(国際猫協会)が開催したキャットショーでテレビ放映をされて初めて一般に紹介されました。
ですがこの時点では品種として認められておらず、当時問題視されていた犬のダックスフンドと同じように、背中や腰、脚に問題を発症するといわれ、正式なキャットショーなどには受け入れられませんでした。
1995年 TICAに認定される
その後、遺伝子学者の「ソルベイグ・プルーガー」博士、TICAの遺伝子学委員長がこの短足猫を公式に品種として承認するように働きかけ、1995年に世界最大級の猫の品種登録機関「TICA(The International Cat Association)」に品種として認定されることとなりました。
ちなみにこの「マンチカン」という名前は「オズの魔法使い」に登場した小人「マンチキン」にちなんで付けられました。
実は過去にも短足猫は見つかっていた?
現在のマンチカンの祖先になった猫は1983年に保護された猫ですが、実はそれより前に短足猫の存在は確認されていました。
残っている記録では、1944年にイギリスの獣医師ジョーンズ博士により初めて「短足猫」の存在が報告され、その後は1956年に旧ソビエト連邦のスターリングラード、1970年にアメリカのニューイングランドで発見されています。
歴史まとめ
保護された猫ちゃんから生まれた猫が短足だったなんて驚きですね。
歴史もストーリー性があって非常に面白く、見ていたらマンチカンを飼いたくなってしまいますね。
マンチカンの特徴
- 短い足
- マンチカン立ち
- 意外と運動神経が良い
短い足
何といっても一番の特徴はその短い足です。
「短足猫といえばマンチカン」といわれるくらい知れ渡っており、短い足でちょこちょこ歩く姿は世界中の人を魅了しています。
マンチカン立ち
足が短いのが原因か分かりませんが、前足を上げて後ろ足だけで立ち上がる「マンチカン立ち」も特徴的で、キョトンとした顔で遠くを見つめるその姿はとてもかわいらしいです。
意外と運動神経が良い
脚が短くてどんくさそうに見えますが、実は運動神経が良く筋肉質な体をしています。
走るのが早かったり、木登りが得意だったり、高い所に平気でジャンプすることもあり、足の短さを感じさせない意外な動きをします。
マンチカンの性格
- 好奇心旺盛で甘えん坊
- 社交的で人に懐きやすい
- オスとメスで性格が違う?
好奇心旺盛で甘えん坊
マンチカンは非常に好奇心が旺盛で甘えん坊といわれています。
動きも活発でじゃらして遊んでもらうのが大好きで、飼い主にべったり甘えてくる甘えん坊です。
社交的で人に懐きやすい
社交的な性格で見知らぬ人や子供、他のペットなどとも仲良く暮らすことができて、人間に懐きやすいといわれています。
オスとメスで性格が違う?
オスのマンチカンは甘えん坊でメスはクールな性格といわれています。
メスは出産や子育てといった責務があるため、自然と警戒心が高くクールな印象がありますが、マンチカンは甘えん坊の子が多いので、時には甘えてくるツンデレな子が多いといわれています。
マンチカンの大きさなど
ここからはマンチカンの大きさなどをご紹介していきます。
マンチカンの原産国
- アメリカ合衆国
マンチカンの体重
- オス 3kg~4.5kg
- メス 2.5kg~3.5kg
一般的な猫と同じくらいの体重です。
マンチカンの体長
- 約60cm前後
体長は一般的な猫と同じくらいですが、体高(地面から背中までの距離)が約16cm~20cmの子が多く、一般的な猫の体高が26cmなので、足が短いことが良く分かります。
マンチカンの寿命
- 10才~13才
一般的な猫が15才前後なので、マンチカンの寿命は短いといえます。
平均すると11才前後ですが環境によって左右されます。
マンチカンの値段
- ブリーダー 約10万円~25万円
- ペットショップ 15万円前後
個体によってかなり差がありますが、血統が良かったり短足の子は価格が高いです。
マンチカンの動画
ここからはマンチカンの動画をご紹介します。
まずは絶対正義の子猫の動画です。
小さくて足が短いなんてかわいいに決まってますね。
じゃれるのに夢中になって非常に活発ですね。
マンチカンの飼い方
- 広い運動スペースを確保
- 怪我に注意
- 太らないように注意
広い運動スペースを確保
マンチカンは好奇心旺盛で活発なので、運動できる広いスペースを確保してあげましょう。
木登りも得意なのでキャットタワーなどで高低差をつけてあげると運動不足解消になります。
怪我に注意
好奇心から危ないものにじゃれようとしたり、高い所に登ろうとする場合がありますので、危険が及びそうな物は片づけて、上がって欲しくない場所はしっかりと対策しましょう。
太らないように注意
筋肉質な体をしているので、運動せずにいると太りやすい品種といわれています。
しっかり運動させて、食事を管理して太らないようにしてあげましょう。
まとめ
今回は「マンチカン」様についてご紹介しました。
突然変異なので品種登録が認められていない団体があったり、足が長いマンチカンを捨てるブリーダーも一部にはいるといわれています。
そんな理由からか、マンチカンやスコティッシュフォールドを飼う人に批判の声があったりしますが、知らずに飼ってしまった方や猫に罪はないので、生まれてきた命をしっかり大切に育てていただきたいと思います。
また、飼い猫に関して悩みがある方は、「同じ悩みを抱えている」「同じことを経験した」など、飼い主同士で情報交換が出来るサイト【DOQAT】があります。
登録無料で実際に経験した人が答えてくれます。
動物を飼っている方は優しい方が多く、親身になって答えてくれますので、経験した生の声を聞きたい方はぜひ登録してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
これからも猫ちゃんに有益な情報を発信していきますので、また見にきていただけると嬉しいです。
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