ガラス玉のようにまん丸で、色も形も美しい猫の目
キャッツアイという名前の宝石があるほど、猫の目は世界中で特徴的で美しいと認識されています。
人間のものさし「視力検査」で測ると視力は0.2~0.3しかないといわれていますが、他に備わっている目の能力は驚くべきものがあります。
そこで今回は、お猫様の20個の目に睨まれながらご飯をあげている猫人間が「猫の目」について詳しくご紹介していきます。
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この記事では以下の内容が分かります。
- 猫の視力は?
- 近視?遠視?
- 赤が見えないって本当?
- 脅威の動体視力
- 人間の約6倍明るく見える?
- 目やに、白、ネバネバ大丈夫?
ぜひ最後までご覧ください。
猫の視力は?
猫の視力は0.2~0.3といわれており、人間と猫の視覚を比較した画像は以下の通りです。
かなりぼんやり見えていることが分かりますね。
そもそも視力とは、視力検査でよく見るランドルト環という名前の「C」がどのくらいの距離でどのくらいの大きさが見えるかを計っています。
例えば視力2.0と1.0は、
- 視力2.0 ⇒5m離れた場所から0.75mmの隙間が見える
- 視力1.0 ⇒5m離れた場所から1.5mmの隙間が見える
視力2.0の人はかなり凄い物が見えていますね。
これを猫の視力の「0.2」と例えると、隙間のサイズを10倍にするか距離を10分の1にしないと見えないということになります。
- 視力0.2 ⇒5m離れた場所から7.5cmの隙間が見える
- 視力0.2 ⇒50cm離れた場所から0.75mmの隙間が見える
ですが、人間が測る視力はあくまで「離れた距離で小さい物を正確に見る」能力のことです。
捕まえられる距離で動く獲物を目で捉える必要がある猫に、このものさしで視力を測るのは適切ではないのかもしれません。
近視?遠視?
遠くのものを見るのが苦手なので、人間でいうと「近視」傾向にあるといわれています。
猫が鮮明に対象を見れる距離は75cmといわれておりますので、やはり人間よりは遠くを見るのが苦手なようです。
景色に関して人と猫の視点を比較した画像はこちらです。
遠くを見ると人間と比べてかなり見えてない印象を受けます。
遠くが見えづらい一因として、ガラス玉のようなまん丸の目が屈折率をあげて近視傾向になるといわれています。
ですが、近ければ近いほど見えるというわけではなく、25cmより近場の物は焦点をうまく合わせることができないといわれていますので、25cm~75cmの距離が一番鮮明に見えていると考えられています。
赤が見えないって本当?
- 赤はほとんど認識できません
- 明るい緑を認識するのが苦手です
人間は光の7原色とよばれる「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」のいわゆる「虹色」が見えますが、
猫は「暗い青・黄色に近い緑・ぼんやり白・ちょっと黄色」といった風に見えており、人間のようにはっきりと色の区別ができないといわれています。
人間と猫ちゃんの色の認識の違いは以下の画像です。
例えば人間ですと「青・紫」は区別できますが、猫の場合だと「明るさが違う青」としか認識できません。
また、赤はほとんど認識できず、明るい緑も認識できないため黄色に近い色で置き換わると考えられています。
研究の結果で分かった「猫はおそらくこう見えているだろう」という画像がこちらです。
このように、オレンジ色に近い屋根と芝生の緑は白っぽい黄色や暗い黄色に置き換わっている、と考えられています。
脅威の動体視力
猫は動いている物を目で捉える能力に長けており、一説には人間の限界の4倍ほどあるといわれています。
一般的に人間は1秒間に60回程度の点滅しか認識できないといわれていますので、猫は1秒間に240回程度見えていると考えられます。
例えば蛍光灯は1秒間に100回(西日本だと120回)点滅しており、人間の目から見るとずっと光っているように見えますが、猫には蛍光灯が点滅しているように見えているということです。
さらに1秒間に240回ほどの点滅が見えるため、1秒間に100回程度の蛍光灯の点滅は遅い点滅に見えていると考えられます。
この「動きを認識する能力が高い」ため、素早く逃げる小動物や小さい虫が動いた時などすぐに反応できるといわれています。
人間の約6倍明るく見える?
- ごくわずかな光でも眼球の中で増幅できる
- 白と黒のわずかな明暗の差も見分けられる
猫はごくわずかな光でも眼球の中で光を増幅することができ、さらに白と黒を判別することも人間より長けているため、ちょっとした明暗の違いも見分けることができます。
暗闇の見え方の違いは以下の画像です。
本当に同じ風景なのかな?と思うくらい違うので、わずかな月明りでも狩りができ、外敵から身を守ることができたと考えられています。
目やに、白、ネバネバ大丈夫?
私の印象ですが「猫風邪などにかかると目やにがよく出ます」
過去に何度も病気にかかった猫を病院に連れて行っていますが、目やにが出ている場合が多く、目の周りが「ただれて」しまう場合もありました。
また、目やにの色や量で病気なのか少し判断ができますので参考にしてみてください。
- 白 ⇒細菌感染の可能性
- 黄 ⇒細菌感染の可能性
- 黒 ⇒正常な可能性
- 茶 ⇒正常な可能性
- 赤 ⇒外傷の可能性
白、黄
我が家の猫も病気の時に一番多かった目やにの色です。
特徴として、片目だけ目やにが出ていて少しネバネバしている印象を受けます。
白や黄の目やにを調べたところ、細菌が繁殖すると白から黄色に変わる場合があるそうで、片目だけの目やには感染症の恐れがありますので、異常を感じたら動物病院の先生に相談してください。
黒、茶
一般的には目に入ったゴミや古くなった細胞を涙で掃除して固まった「老廃物」と考えられています。
少量の黒や茶の目やには健康な証としても見られるので、異常に量が多かったり、猫ちゃんが目を開けずらそうにしている以外は特に心配する必要はないそうです。
赤
赤は健康的な代謝の場合もありますが、血液が混ざっている可能性があり、量が多かったり片目だけずっと出ていたり、猫ちゃんが目を気にしている場合は要注意です。
特に外猫ちゃんは猫同士の喧嘩の可能性がありますので、不安なら動物病院の先生に相談してください。
まとめ
今回は「猫の目」についてご紹介しました。
人間と比べて視力が悪いといわれていますが、そもそも人間のものさしで測るのが間違っているんじゃないかと思います。
本ニャン(本人)たちは視力が0.2~0.3でも獲物をしっかり捕らえて繁栄してきた動物ですし、視力以外の目の能力が人間を遥かに凌いでいます。
そしてなにより色も形もキレイで、横から見るとまん丸で本当に美しいですよね。
でも、正面から見ると嫌われる可能性があるので、横からこっそりジロジロ見てくださいね。
また、「同じ悩みを抱えている」「同じことを経験した」など、飼い主同士で情報交換が出来るサイト【DOQAT】があります。
登録無料で実際に経験した人が答えてくれます。
動物を飼っている方は優しい方が多く、親身になって答えてくれますので、経験した生の声を聞きたい方はぜひ登録してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
これからも猫ちゃんに有益な情報を発信していきますので、また見にきていただけると嬉しいです。
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