猫の王様とよばれる「ペルシャ」
世界中で人気の品種で、その歴史は古く1620年の文献にも登場しているといわれています。
古くからいる純血種で世界中で大人気、まさに「猫の王様」にふさわしいお猫様です。
そんな「ペルシャ」様、はっきりとした起源は分かっておりません。
ターキッシュアンゴラと交配して誕生した説、イランやアフガニスタンに生息していた猫説、トルコからヨーロッパに輸入されたという説などなど、歴史が深いと色々な説が登場して興味深いです。
そんな猫の王様「ペルシャ」様についてご紹介していきます。
ぜひ最後までごにゃんください。
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この記事では以下の内容が分かります。
- ペルシャの歴史
- ペルシャの原産国
- ペルシャの特徴
- ペルシャの性格
- ペルシャの動画
- ペルシャの体重
- ペルシャの体長
- ペルシャの寿命
- ペルシャの値段
- ペルシャの飼い方
ペルシャの歴史
- ペルシャは現在のイラン
- さまざまな説
- 1620年ごろの文献
- 1800年代にイギリスで繁殖されていた
- 1871年 世界初のキャットショーに登場
- 1900年代 鼻ぺちゃが生まれる
ペルシャは現在のイラン
まず、ペルシャはイランの古い国名です。
1935年に正式にペルシャからイランへ国名を変更しており、それまではイランのことをペルシャとよんでいました。
つまりペルシャ猫はイラン原産のお猫様で、歴史もイラン周辺から始まったと考えられています。
そして日本とは違い、イランの周辺には「トルコ・イラク・パキスタン・アフガニスタン・トルクメニスタン」など多くの国が地続きで繋がっています。
さまざまな説
ターキッシュアンゴラ説
ペルシャの猫とターキッシュアンゴラが交配して生まれた説があります。
これはペルシャ(現在のイラン)とターキッシュ(現在のトルコ)が隣り合わせの国で、ペルシャ猫とターキッシュアンゴラが同じ長毛種なのでそう考えられています。
イラン・アフガニスタンの土着猫説
もともとイランやアフガニスタンに生息していた猫だったという説もあります。
これはイラン、アフガニスタン、パキスタンなどに古くから生息している「マヌルネコ」というヤマネコが現地の猫と交配してペルシャ猫のもとになった、と考えれている説です。
この「マヌルネコ」は体毛が非常に長くて密集して生えているなど、現在のペルシャ猫と特徴が似ていることからこのような説が考えられたといわれています。
実はトルコから持ち込まれた説
実はイランではなく、トルコからヨーロッパに持ち込まれた、という説もあります。
これは、ペルシャ猫をヨーロッパに持ち込んだとされている人物が、シルクロードを通ってトルコ経由でヨーロッパに入ってきたからだと考えられます。
1620年の文献
1620年ごろに「ピエトロ・デラ・ヴァレ(Pietro Della Valle)」という人物がペルシャからイタリアに猫を持ち込んだという記録があります。
さらに、ほぼ同じ時期に「ニコラス・クロード・ファブリ・ド・ペイレスク(Nicholas-Claude Fabri de Peiresc)」という人物が、トルコからフランスへ長毛の猫を持ち込んだ記録があります。
そして前者の猫は灰色、後者の猫は白かったと文献に残っているそうで、これらの猫があとからシルクロードを通ってきた他の長毛の猫と交配し、現在のペルシャの原型が作られたと考えられています。
1800年代にイギリスで繁殖されていた
古いルーツは分かっていませんが、1800年代のイギリスでアフガニスタンに生息していた長毛の猫とさまざまな説があるこの猫を計画的に繁殖し、ここからペルシャ猫が誕生したことが分かっています。
1871年 世界初のキャットショーに登場
18世紀に入ってからはヨーロッパの裕福な家のペットとして大人気となり、1871年にロンドンで開かれた世界初の公式なキャットショーに、ブラック・ブルー・ホワイトなどのペルシャが登場し、このショーをきっかけにアメリカに渡ることとなります。
1900年代 鼻ぺちゃが生まれる
アメリカに渡ったペルシャはまたたく間に人気の品種となり、不動の人気を獲得し「猫の王様」の印象を多くの人に与えました。
その後1950年代にレッドとレッドタビーのペルシャの中から自然発生的に「鼻ぺちゃ」のペルシャが生まれ、その短い鼻を獲得するために交配が繰り返しおこなわれ「ペキフェイス(ピークフェイス)」のペルシャが誕生します。
ですが鼻ぺちゃのペルシャは涙が漏れ出たり、呼吸困難になったりするなどの健康被害が報告されるようになり、鼻ぺちゃのペルシャは100頭以下の登録に留まりました。
近年でも健康上の理由から鼻ぺちゃのペルシャは敬遠されがちで、ヨーロッパでは鼻筋が通った健康なペルシャが多いといわれています。
ペルシャの歴史 まとめ
古いお猫様だと歴史が深くて分からないこともあって面白いですね。
さまざまな説があるのも国が沢山ある中東ならではの特徴で、非常に興味深いですね。
ペルシャといったら鼻ぺちゃのイメージがあったので、ヨーロッパでは普通の鼻の子が多いのも意外でした。健康が一番だと思いますので非常に良いことですね。
ペルシャの原産国
- イラン・イスラム共和国
ペルシャの特徴
- ゴージャスな毛
- 大きくて丸い目と少しつぶれた鼻
ゴージャスな毛
長くて密集しているふわっふわの毛が特徴的です。
毛が2層に分かれているダブルコートの毛が、シルクのような触り心地で猫好きのハートをがっちりキャッチしています。
特にペルシャ好きの方はこのなめらかでふわふわの毛が好きな方が多いそうです。
大きくて丸い目と少しつぶれた鼻
横から見ると平らな顔で、大きくて丸い目と少しつぶれた鼻が特徴的です。
目は少し離れ気味で、鼻は短い子が多く、鼻筋が立っている猫とは対照的な顔立ちです。
この短い鼻を品種改良した鼻ぺちゃ「ペキフェイス」や「ピークフェイス」が誕生していますが、健康被害があるために敬遠されがちです。
ペルシャの性格
- 穏やかで温厚
- あまり興奮せずにおとなしい
- ほとんど鳴かずに静か
「猫の王様」とよばれている理由には性格もあるといわれています。
非常に穏やかで温厚で、あまり興奮せずにおとなしい性格の持ち主です。
人との距離感も上手に保ってほとんど鳴かずに静かなので、品の良さを感じられる品種といわれています。
さすが王様ですね。
ペルシャの動画
ここではペルシャの動画をご紹介していきます。
まずは絶対正義の子猫の動画です。
生後3ヶ月でこのふわふわ感・・・顔もペルシャの特徴が出ていてかわいいですね。
飼い主さんにちょこちょこ着いてきたり、ボールや猫アプリで遊んでいる姿がかわいらしいですね。
ペルシャの体重
- オス 3kg~5.5kg
- メス 3kg~5kg
一般的な猫と同じくらいの体重で、女の子も男の子もあまり体重差がない品種です。
ペルシャの体長
- 60cm~80cm前後
サイズ的には中くらいの猫です。
ペルシャの寿命
- 16才~18才
平均的な猫の寿命より少し長く生きてくれます。
古くからある品種なので、20年以上生きた例が多くあります。
ペルシャの値段
- ブリーダー 15万円~30万円
- ペットショップ 15万円前後
毛色や顔立ちで値段が変わり、中には40万円を超える子もいます。
ペルシャの飼い方
- こまめなブラッシング
- 太らないように注意
- 静かな空間を
こまめなブラッシング
長毛でダブルコートの毛なので、猫ちゃん自身で全て毛づくろいできない場合があり、サポートが必要といわれています。
ブラッシングせずに放置してしまうと毛が絡んでしまう場合が多く、コームとよばれるクシで頻繁にブラッシングしてあげてください。
特に毛が抜け変わる換毛期は1日に2回はブラッシングしてあげた方が猫ちゃんの体調管理に役立ちます。
ブラッシングが嫌いな猫ちゃんの場合には、ブラッシングを短時間にしてストレスが溜まらないようにしてあげましょう。
太らないように注意
大人になるととても落ち着いた猫になり、運動や狩りに積極的ではなくなる猫といわれていますので、太らないように日常的に動ける環境を作るか、食事のあげ方に注意してあげてください。
静かな空間を
大人しくて落ち着いた猫なので、騒音や人が多い空間を好まないといわれています。
もし小さなお子さんがいたり、外部環境がうるさい場合には、静かな部屋を作ってあげて、一人でゆったり過ごせるようにしてあげてください。
まとめ
今回は猫の王様「ペルシャ」をご紹介しました。
ふわっふわで大人しく物静かで温厚、まさに王様ですね。
過去に一度見たことがありますが、もふもふはさせていただけませんでしたので、機会があったらもふもふをお願いしたいと思います。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
これからも猫ちゃんに有益な情報を発信していきますので、また見にきていただけると嬉しいです。
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