もこもこ、もふもふ、ふさふさ、北欧出身のお猫様「ノルウェージャンフォレストキャット」
その歴史は古く、9世紀から11世紀ごろに活躍していた「バイキング」の人たちが、結婚する女性に送ったり、船に乗る時に連れて行ったといわれています。
さらに、神話や数々の伝説に登場しているといわれており、歴史が深く神秘的なお猫様です。
ですが、第二次世界大戦により絶滅の危機に瀕したこともあります。
その後、ブリーダーさんたちの努力で世界中に知れ渡ることになりますが、大変な時期があり苦労してきたお猫様。
そんなもっふもふで神秘的な「ノルウェージャンフォレストキャット」についてご紹介していきます。
ぜひ最後までごにゃんください。
また、飼い猫に関して悩みがある方は、「同じ悩みを抱えている」「同じことを経験した」など、飼い主同士で情報交換が出来るサイト
登録無料で実際に経験した人が答えてくれます。
動物を飼っている方は優しい方が多く、親身になって答えてくれますので、経験した生の声を聞きたい方はぜひ登録してみてください。
この記事では以下の内容が分かります。
- ノルウェージャンフォレストキャットの歴史
- ノルウェージャンフォレストキャットの原産国
- ノルウェージャンフォレストキャットの特徴
- ノルウェージャンフォレストキャットの性格
- ノルウェージャンフォレストキャットの動画
- ノルウェージャンフォレストキャットの体重
- ノルウェージャンフォレストキャットの体長
- ノルウェージャンフォレストキャットの寿命
- ノルウェージャンフォレストキャットの値段
- ノルウェージャンフォレストキャットの飼い方
ノルウェージャンフォレストキャットの歴史
- 10世紀ごろにトルコから持ち込まれた?
- バイキングと深い関係?
- 神話や伝説に登場?
- 1900年代の歴史
- 地元での愛称
10世紀ごろにトルコから持ち込まれた?
ノルウェージャンフォレストキャットの起源は非常に古く、10世紀~11世紀ごろにトルコから持ち込まれた「ターキッシュアンゴラ」と地元の猫が交配したことにより誕生した、という説があります。
これはノルウェージャンフォレストキャットがヨーロッパには少ない毛色をしており、トルコ系の特徴が毛色にあることからこのような説が考えられています。
その他にも、イギリスの小さな島「マン島」の長毛種の猫や、メインクーンの先祖であるとも考えられています。
どの説も明確なことは分かっていませんが、色々な説が考えられるほど古い歴史をもっています。
バイキングと深い関係?
バイキングは結婚式当日に花嫁に猫を送る習慣があり、この時にノルウェージャンフォレストキャットが送られていたと考えられています。
9世紀~11世紀の当時は食料や住宅をネズミなどの齧歯類(げっしるい)から守る必要があったと考えられるのと、後述する愛の女神フレイヤと関わりがある猫だから送っていたという説があります。
その他にも、バイキングは船に乗る時に猫を一緒に連れていっており、一緒に連れて行っていた猫がノルウェージャンフォレストキャットと考えられています。
神話や伝説に登場?
愛の女神フレイヤは戦場に向かう時以外は「猫に引かせた馬車に乗っている」とされており、サンピエトロ大聖堂にある女神フレイヤを描いたとされる絵画では実際に、猫2匹が引く馬車に乗っているフレイヤが描かれています。
その他にも、北欧神話の雷神トールですら持ち上げられなかった猫のモチーフとして考えられているのでが、ノルウェージャンフォレストキャットといわれています。
1900年代の歴史
1930年代~ キャットショー
時が経ち1930年代、ノルウェーでは広く愛される猫になっていて、品種としての認識はなく、ごく普通の飼い猫として飼われていましたが、ドイツのキャットショーなどに出るようになり広く知られていくこととなりました。
1940年代~ 絶滅の危機
第二次世界大戦がきっかけで、ヨーロッパで広まり始めたノルウェージャンフォレストキャットは、一気に頭数が減り絶滅の危機にさらされることになりました。
1970年代~ 頭数回復
一時は絶滅の危機にされされましたが、ブリーダーたちの努力により頭数が回復し、その後はヨーロッパ中に広まり、1979年にアメリカに渡ることとなりました。
1980年代~ 品種登録
1984年にアメリカで正式に品種として公認されてからは世界中に渡ることとなり、1986年にイギリスに渡ることとなりました。
1990年代~ 世界中に渡る
1990年に世界最大級の猫の血統登録機関「GCCF(Governing Council of the Cat Fancy)」の認定を受け、1997年に「チャンプオンシップ」というステータスと認められ、その後、数多くのノルウェージャンフォレストキャットがヨーロッパ各国、オーストラリアや日本へ渡ってきました。
北欧の神話からバイキング、第二次世界大戦などの歴史があるお猫様は少ないのではないでしょうか?
また、冬は氷点下になる厳しい環境のノルウェーで、約1000年ものあいだ暮らしてきたお猫様に感動すら覚えますね。
地元での愛称
- スコグカッテル(Skog katter)
- スコウカッテル(Skau katter)
- シュノク・スコグカット(Norsk Skogkatt)
- ウィージー(Weegie)
- NFC
地元のノルウェーでは古くから親しまれていたため「森の猫」とよばれており、現地の言葉で「スコグカッテル」「スコウカッテル」などとよばれています。
ノルウェー語で「スコグ(skog)・スコウ(skau)」は森、「カッテル(katter)」は猫を意味する言葉で、地方によって呼び方が少し異なっているそうです。
日本でいう「マック」「マクド」みたいな関東と関西での言い方の違いみたいなものだと思います。
また「ノルウェーの森林ネコ」とよばれる時もあり、「ノシュク・スコグカット(Norsk Skogkatt)」ともよばれています。
呼び方から分かるように森と親和性が高いのが、地元の方は分かっているみたいですね。
また、アメリカだと「ウィージー(Weegie)」や「NFC」とよばれています。
確かにノルウェージャンフォレストキャットの名前は長いので、日本でもフォレストキャットとよばれる時がありますね、ウィージーやNFCもおしゃれな呼び方なので、ぜひ使ってみてください。
ノルウェージャンフォレストキャットの原産国
- ノルウェー王国
ノルウェージャンフォレストキャットの特徴
- モッフモフの毛
- タフト
モッフモフの毛
なんといっても特徴的なのがモッフモフの毛です。
冬は氷点下になる過酷な環境で何世紀にもわたって生き抜いてきたため、寒さから身を守るために厚手でふわふわとした毛になっています。
毛質はダブルコートで、防水性の高いカバーコートと空気を含みやすいアンダーコートの2重構造になっていて、雪が降りしきる北欧の冬を生き抜けるようになっています。
タフト
また、タフトとよばれる肉球の間の毛や耳先の毛を持っています。
肉球の間のタフトは雪の上を歩きやすくする役割を持っており、耳の先は寒さから耳を守るためについていると考えられています。
ノルウェージャンフォレストキャットの性格
- 知的で賢い
- 温厚でフレンドリー
- 高い所と屋外が好き
- 寂しがり屋
知的で賢い
投げたものを取ってきたり、簡単な芸なら覚えられるほど賢く、しつけが非常にしやすいといわれています。
温厚でフレンドリー
人や他の動物とじゃれあうことが好きで、他の飼い猫や犬などとも仲良くなれるフレンドリーな性格で、厳しい環境で生きてきたため非常に辛抱強く、小さな子供や他のペットがしつこく構っても、怒らずに遊んであげる温厚な性格の持ち主といわれています。
高い所と屋外が好き
森で暮らしていたため高い所が好きで、家の中だと冷蔵庫や本棚など高い場所に興味をしめし、上がってしまうことが多くあるそうで、これはもともと木の上で休んでいたり周囲を警戒していた時の名残と考えられています。
また、外にも非常に興味をしめし、木に登ることが好きで、遊びとして木登りする場合が良くあるそうです。
寂しがり屋
少し寂しがり屋で、人間にくっついて来て歩いたり、構って欲しいアピールをすることがよくあるそうです。
ノルウェージャンフォレストキャットの動画
ここではノルウェージャンフォレストキャットの動画をご紹介します。
まずは絶対正義の子猫の動画です。
生後40日くらいですがすでに毛がもっふもふでかわいらしいですね。
次は実際に雪に包まれた森の中で遊んでいる動画です。
動画が少し長いですが、犬の散歩のように一緒に森の中にいって、木に登って遊んだり、呼ぶと戻って来るので、森が好きで賢い猫ちゃんという印象を受けますね。
ノルウェージャンフォレストキャットの体重
- オス 4kg~7kg
- メス 3kg~6kg
骨格がしっかりしていて筋肉質なので、大きいオスは10kg近くになる比較的大きい品種です。
また、完全に成長するのに5年ほどかかるといわれており、ゆっくり大きくなっていく品種のひとつです。
ノルウェージャンフォレストキャットの体長
- 40cm前後
猫の平均より少し大きい体長です。
ノルウェージャンフォレストキャットの寿命
- 11才~14才
猫の平均が15歳前後なので少し短めの猫ちゃんで、完全に成長するまで3年~5年かかるといわれていますので、成猫の期間が短い品種といわれています。
ノルウェージャンフォレストキャットの値段
- ブリーダー 12万円~20万円
- ペットショップ 15万円前後
毛色が珍しかったり、血統が良かったりすると30万円を超えることもあり、とても珍しい猫ちゃんなら50万円前後でも取引されるそうです。
ノルウェージャンフォレストキャットの飼い方
- 家の中で高い場所を作る
- 上がられたくない場所の対策
- 脱走されないように気を付ける
- こまめなブラッシング
家の中で高い場所を作る
もともと木登りをしていたので高い場所が大好きで、キャットタワーなどで高い場所を作ってあげて、上で休めるようにしたり、頻繁に上り下りできる環境を作るのがオススメです。
上がられたくない場所の対策
キャットタワーなどがあっても、他に高い場所があると興味をしめすので、冷蔵庫、食器棚、本棚、エアコンの上など、上がられたくない場所は上がれないような対策が必要です。
我が家でも対策をしていますが、上がろうとした時に危険になるような対策はオススメしないので、上がられたくない場所は、そもそも塞いでしまったり興味がでないような対策がオススメです。
脱走されないように気を付ける
外で遊ぶのが大好きで屋外に興味をしめすため、脱走されないような対策が必要です。
大人しい子でも、近くにきた虫や鳥などに反応して少し興奮した結果、網戸を突き破って外に出てしまうこともありますので、頭が良いから、賢いから、従順だから、などと油断せずに脱走できないような対策が必要です。
まとめ
今回は「ノルウェージャンフォレストキャット」についてご紹介しました。
神話や伝説に出てくるといわれている神秘的なお猫様ですね。
そしてもっふもふがかわいすぎるので、ぜひ吸わせていただきたいですね。
絶滅しかけた危機があって大変な思いをしてきたお猫様ですが、現在は人気の品種ランキング上位にいますので、存在が認められて非常に嬉しく思います。
また、飼い猫に関して悩みがある方は、「同じ悩みを抱えている」「同じことを経験した」など、飼い主同士で情報交換が出来るサイト
登録無料で実際に経験した人が答えてくれます。
動物を飼っている方は優しい方が多く、親身になって答えてくれますので、経験した生の声を聞きたい方はぜひ登録してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
これからも猫ちゃんに有益な情報を発信していきますので、また見にきていただけると嬉しいです。
コメント