ロシアンブルー、コラットと並び「ブルー御三家」とよばれている「シャルトリュー」
ほほ笑んでいるように見える顔と、羊毛のように密集してモコモコした毛並みで多くの人に愛され、かつてのフランス大統領「シャルル・ド・ゴール」を始め、多くの著名人に愛された猫として知られています。
日本ではあまり馴染みがない品種ですが、フランス原産の唯一の猫なので、フランスでは「生きたフランスの記念碑」などとよばれ非常に愛されています。
「フランスの宝」「生きたフランスの記念碑」「ほほ笑みの猫」「犬のような猫」「ベアキャット」などなど、多くの愛称でよばれ愛されている「シャルトリュー」の歴史や特徴をご紹介していきます。
ぜひ最後までごにゃんください。
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この記事では以下の内容が分かります。
- シャルトリューの歴史
- シャルトリューの特徴
- シャルトリューの性格
- シャルトリューの大きさなど
- シャルトリューの原産国
- シャルトリューの体重
- シャルトリューの体長
- シャルトリューの寿命
- シャルトリューの値段
- シャルトリューの動画
- シャルトリューの飼い方
シャルトリューの歴史
- 様々な説:修道士、十字軍、シリア出身の猫の子孫
- 1558年の文献に記されてる?
- 18世紀には存在を確認
- 世界大戦で絶滅の危機、毛皮にされていた
- 戦後、繁殖が再開される
- 1970年代にアメリカに渡る
様々な説:修道士、十字軍、シリア出身の猫の子孫
「シャルトリュー」の正確な起源は分かっていません。様々な言い伝えがありますが、代表的な説をご紹介すると、
- シャルトリュー派の修道士が北アフリカから船で連れ帰ってきた猫の子孫である
- 十字軍の時代に欧州に持ち込まれた猫の子孫である
- シリアから持ち込まれた猫の子孫である
その他にも、
- シャトリューズというリキュールと関係がある
- 18世紀前半のスペインの羊毛の名に関係がある
などなど多くの説があり、「シャルトリュー」の起源は明らかになっていません。
1558年の文献に記されている?
起源は分かっていませんが、その存在はフランスで古くから知られていたようで、1558年に記されたある文献の中にシャルトリューの祖先と考えられる「灰色の毛に銅色の目を持つ猫」の描写があります。
18世紀には存在を確認
18世紀にはいると博物学者のビュフォンが「シャルトリュー」に対して「フェリス・カートゥス・コエルレウス(Felis catus coeruleus)」というラテン語で「鋭い声をもって鳴く暗青色の猫」という名を与えました。
世界大戦で絶滅の危機、毛皮にされていた
世界中が混乱していた第二次世界大戦の時代に入ると、他の純血種の猫同様に個体が激減することになってしまいました。
戦乱の時代は多くの人たちにとってペットを飼育することが難しくなってしまい、さらに「シャルトリュー」の美しい毛と大きな体が毛皮として使いやすく人気になってしまったため、多くのシャルトリューが毛皮の原料にされてしまいました。
戦後、繁殖が開始される
戦時中も愛好家を中心に細々と飼われていた「シャルトリュー」たちですが、戦後になると個体数が激減し、純粋な品種として復活させることが難しくなってしまいました。
そんな中、異種交配によりシャルトリューの繁殖を再開させることとなり、ブルターニュで猫の繁殖を行っていたレジェ姉妹が、「ペルシャ」と「ブリティッシュブルー」と交配させ、個体数を順調に増やすことに成功しました。
1970年代にアメリカに渡る
順調に個体数が増えたシャルトリューはアメリカに渡ることとなりますが、異種交配のいきさつからか、当初はブリティッシュブルーとシャルトリューを同じ品種として混同させる動きありました。
ですがその後「TICA(The International Cat Association)」や「CFA(The Cat Fanciers’ Association)」など世界的な登録団体に「シャルトリュー」を品種として認められることとなり、世界中で愛されることとなりました。
歴史まとめ
歴史が古い猫ほど色々な説があって面白いですね。
どの猫も第二次世界大戦で被害を受けましたが、このように復活してくれて嬉しい限りです。
シャルトリューの特徴
- ブルーで羊毛のように密集した毛
- 重量感ある体と短い足
- ほほ笑み猫とよばれる丸い頭
ブルーで羊毛のように密集した毛
ブルー御三家とよばれる短くてブルーの毛色、正確には「銀灰色」とよばれる毛色が特徴的で、短毛で密集して生えている毛は羊毛のようにモコモコしており、防水性にとても優れており実用性も兼ね備えています。
この美しくて防水性も兼ね備えた毛皮は、かつて高価な値段で取引されており、絶滅の危機に拍車をかけたといわれています。
「ジャガイモ」とよばれる重量感ある体と短い足
広い肩幅と厚い胸板、大きめの頭を支えるための太い首をもっており、非常にがっちりとした重量感ある骨格をしています。
その重量感ある体を支えるために細くて短い足がついており、「ジャガイモに爪楊枝が刺さったような」「マッチ棒を刺したジャガイモ」などとよばれ、体はジャガイモに形容されることが多いです。
ほほ笑み猫とよばれる丸い顔
丸い顔とゆるやかな曲線を描いたような額、鼻の面が狭くなっているなど独特な顔は「ほほ笑んでいる」ように見え「ほほ笑み猫」とよばれています。
シャルトリューの性格
- 温厚で子供との相性が良い
- 「犬のような猫」とよばれるほど従順で賢い
- 運動が大好き
- シャルトリューは抱っこ嫌い?
温厚で子供との相性が良い
非常に温厚で攻撃的な面は少なく、子供との相性が良いといわれています。
また、嫉妬深い面も少ないため多頭飼いや、他のペットとの相性も良いといわれています。
「犬のような猫」とよばれるほど従順で賢い
「犬のような猫」とよばれるほど従順で、知的で賢い性格なのでしつけなどは苦労しないといわれています。
運動が大好き
大人になってもじゃれて遊ぶのが好きで、運動量が多くて運動好きといわれています。
犬のように従順で賢い性格も持っているので、遊びながら色々なトレーニングをしてみるのがオススメです。
シャルトリューは抱っこが嫌い?
シャルトリューはスキンシップは喜びますが、抱っこが嫌いといわれている飼い主の方がいます。
個体差があると思いますが、そういった印象をもつ飼い主さんもいるみたいですね。
シャルトリューの大きさなど
ここからはシャルトリューの大きさや原産国などをご紹介していきます。
シャルトリューの原産国
- フランス共和国
フランス原産の唯一の品種です。
シャルトリューの体重
- オス 約4.5kg~6.5kg
- メス 約3kg~4kg
一般的な猫より体重は重く、がっしりとした体を持っています。また、オスとメスの体格差が大きく、オスはメスより1回り以上大きい個体が多いです。
中には10kgを超える個体もいるそうです。
シャルトリューの体長
- 約50cm~60cm
体の大きさは一般的な猫と変わりません。
シャルトリューの寿命
- 15才前後
一般的な猫と同じくらいの寿命です。
シャルトリューの値段
- ブリーダー 20万円~27万円
- ペットショップ 15万円前後
キャットショータイプなどもあり、40万円を超える個体もいるそうです。
シャルトリューの動画
ここからはシャルトリューの動画をご紹介していきます。
まずは絶対正義の子猫の動画です。
生後3ヶ月ではもう毛並みがモコモコでしっかりと特徴が出ていますね。
こちらでは飼い主さんが「ほほ笑み猫」とよばれている特徴を紹介してくれています。
シャルトリューの飼い方
- しつけが簡単、飼いやすい
- 広い空間と遊んであげる時間を作る
- 毛が特殊、ブラッシングと可能ならシャワーを
しつけが簡単、飼いやすい
シャルトリューは非常に賢いため、しつけが簡単で飼いやすい猫として有名です。
小さな子供がいるご家庭や、他のペットがいる環境でも上手に暮らせるといわれています。
広い空間と遊んであげる時間を作る
運動量が多く遊ぶのが好きなため、走り回れる空間と上下運動が出来るキャットタワーなどを用意してあげましょう。
大人になってもじゃれて遊ぶのが大好きなので、出来る限り遊んであげられる時間を作ってあげましょう。
毛が特殊、ブラッシングと可能ならシャワーを
短毛ですが密集して生えているので風通しが悪く、日本の高温多湿の環境下では皮膚炎になりやすいといわれています。
ブラッシングをこまめに行い、ノミダニの予防、可能であれば定期的なシャンプーを行い、清潔な状態を保てるようにしてあげましょう。
まとめ
今回はフランスの宝「シャルトリュー」についてご紹介しました。
羊毛のような毛並みでモッコモコ、ほほ笑んでいるような顔、ずんぐりむっくりした体、犬のように賢くて従順、いい所しかない素晴らしいお猫様ですね。
こちらのお猫様は見たことがないので、ぜひ一度触らせていただきたいと思います。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
これからも猫ちゃんに有益な情報を発信していきますので、また見にきていただけると嬉しいです。
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