見た目もお名前も高貴なお猫様「ブリティッシュショートヘア」
ルーツは古代ローマ軍がイギリスに連れてきた猫といわれており、なんとその時期は2世紀ごろといわれています。
その歴史の深さから「不思議の国のアリス」や「長靴を履いたネコ」など数多くの童話のモデルになっているといわれています。
かわいい「ω」とは裏腹に、筋肉質でマッチョな体がなんとも愛らしいお猫様、イギリス国内では飼育頭数NO.1の座に君臨しており、「テディベアキャット」とよばれ愛されています。
そんな「ブリティッシュショートヘア」様についてご紹介していきます。
ぜひ最後までごにゃんください。
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この記事では以下の内容が分かります。
- ブリティッシュショートヘアの歴史
- ブリティッシュショートヘアの原産国
- ブリティッシュショートヘアの特徴
- ブリティッシュショートヘアの性格
- ブリティッシュショートヘアの動画
- ブリティッシュショートヘアの体重
- ブリティッシュショートヘアの体長
- ブリティッシュショートヘアの寿命
- ブリティッシュショートヘアの値段
- ブリティッシュショートヘアの飼い方
ブリティッシュショートヘアの歴史
- 2世紀ごろに古代ローマからイギリスに渡る
- 外部と接点がない島で繁殖が進む
- 不思議の国のアリスに登場?
- 長靴を履いた猫のモデル?
2世紀ごろに古代ローマからイギリスに渡る
ブリテッシュショートヘアは古代ローマ軍が2世紀ごろ、グレートブリテン島を侵略した時に持ち込んだ猫が起源といわれています。
当時のローマ人はネズミから穀物を守るために猫を飼っており、もともとはワーキングキャット・ネズミ駆除のハンターとして飼われていた猫が、グレートブリテン島(現在のイングランド、スコットランド、ウェールズ)に渡ったと考えられています。
外部と接点がない島で繁殖が進む
その後、ローマ人が引き揚げたあとに島に残された猫は、グレートブリテン島の中で暮らしていくこととなり、「隔絶された島」という環境の中で繁殖が進んでいきました。
不思議の国のアリスに登場?
時が経ち1800年代にはその存在を知られるようになり、物語にも登場してきます。
例えば1865年にルイス・キャロルが書いた児童小説「不思議の国のアリス」に登場する架空の猫「チェシャ猫(Cheshire cat)」
歯を見せてニヤニヤ笑いを常に浮かべて、消えたり急に現れたりして人間の言葉を離す不思議な猫ちゃんですが、ブリティッシュショートヘアと顔や体つきの特徴がよく似ており、作者のルイス・キャロルさんはイングランド南部で生まれ育っているため、ブリティッシュショートヘアを目にしていた可能性が高いといわれています。
ですが、書いた本人がすでにいないため、モデルがブリティッシュショートヘアという証明はできず、可能性が高い、としかいえないのが現状です。
長靴を履いた猫のモデル?
1697年にヨーロッパで出版された本の中に「長靴を履いた猫」のモデルになった民話があります。
原作の中の猫はブリティッシュショートヘアではないと考えられますが、映画化された「長靴を履いた猫」のモデルはブリティッシュショートヘアといわれています。
ちなみに1812年に出版された「グリム童話」の中にも「靴はき猫」という話が入っています。
ですが、1697年に本を発行したのはフランスの詩人「シャルル・ペロー」、1812年に発行された「グリム童話」はドイツの昔話を収録した本でした。
どちらの本もブリティッシュショートヘアが描かれていたとは考えにくいですね。
ブリティッシュショートヘアの原産地
- グレートブリテン島(現在のイングランド、スコットランド、ウェールズ)
ブリティッシュショートヘアの特徴
- 丸顔でがっしりとした体
- 硬めの毛
- 約半分の血液型がB型
- ブリティッシュブルー
丸顔でがっしりとした体
大きくてまん丸の顔が特徴的で「ω」がかわいらしい猫ちゃんですよね。
全体的に筋肉質で骨太の足、厚くて幅が広い胸、キュッと締まった胴体で「ボディビルダー」と表現される体つきを持っています。
硬めの毛
イギリスの過酷な冬を乗り越えるために、硬めの短い毛が密生していて、手触りはベルベットのようになめらかなのが特徴的です。
約半分の血液型がB型
猫の血液型は3種類「A型・B型・AB型」がありますが、ブリティッシュショートヘアは全体の約半分の血液型がB型で、他の短毛種には見られない珍しい特徴を持っています。
ブリティッシュブルー
一時期は「ブリティッシュブルー」とよばれるほどブリティッシュショートヘアといえばブルー、という印象が強かったですが、これは毛色の人気がブルーに集中していたことと、キャットショーに出るブリティッシュショートヘアはブルーの毛色が多かったことが原因と考えられます。
現在の日本ではブルーが一般的でその他の毛色はあまり見られませんが「ブルー・アンド・ホワイト」や「シナモン」「クリーム」といった毛色を持つ個体もいます。
ブリティッシュショートヘアの性格
- 温厚でのんびり屋
- 自立心が高い
温厚でのんびり屋
もともとネズミ捕りのハンターとして過ごしてきましたが、温厚でのんびり屋といわれています。
その反面、騒がしい場所が苦手で普段から賑やかな環境であったり、小さい子供がいる環境は好きではないといわれています。
自立心が高い
とても賢く飼い主のいう事は聞きますが、自立心が高く膝の上などで寝るよりソファーなどで寝るほうが好きで、抱っこや撫でられるのはあまり好きではないといわれています。
また、他の猫に比べて留守番も平気で、一人でいても苦にならないといわれています。
ブリティッシュショートヘアの動画
ここからはブリティッシュショートヘア様の動画をご紹介します。
まずは絶対正義の子猫の動画です。
白いブリティッシュショートヘアはあまり見かけないので見ていて癒されますね。
毛色はブルー、目はカッパー、顔がまん丸、筋肉質、ブリティッシュショートヘアの特徴が詰まっているかわいらしい猫ちゃんですね。
ブリティッシュショートヘアの体重
- オス 約4kg~8kg
- メス 約3kg~6kg
オスの大きい個体だと8kgほどになることがあるそうです。
ブリティッシュショートヘアの体長
- 40cm~50cm
一般的な猫ちゃんと同じくらいのサイズですね。
ブリティッシュショートヘアの寿命
- 14才~17才
一般的な猫ちゃんの平均が15歳くらいなので、長寿の猫ちゃんといえます。
歴史的に古い猫の品種で、遺伝病などが他の品種より少ないからだと考えられています。
ブリティッシュショートヘアの値段
- ブリーダー 20万円~30万円
- ペットショップ 10万円~25万円
比較的高額な部類に入り、良い血統を持っていたり毛色が珍しいと60万円くらいになる個体もいます。
ブリティッシュショートヘアの飼い方
- 太らないように注意
- 静かな環境を
- 過度なスキンシップを控える
太らないように注意
筋肉質で骨太のため、運動をしないと太りやすいといわれています。
食事を気を付けるのはもちろんですが、もともとネズミ取りのハンターだったので、1日1回は遊んであげて、運動不足にならないようにしてあげましょう。
静かな環境を
穏やかな性格なので騒がしい場所が苦手といわれています。
小さい子供がいる場合は一人になれる部屋を作ってあげたり、外部環境が車や工事でうるさい場合には防音の対策をしっかりおこなって、ストレスが溜まらないようにしてあげましょう。
過度なスキンシップを控える
自立心が高く、抱っこや撫でられることが苦手な個体が多いといわれています。
もちろん、育った環境やもともとの性格にもよりますが、抱っこや触られることを嫌がる場合には最小限のスキンシップにしてあげましょう。
まとめ
今回は「ブリティッシュショートヘア」についてご紹介しました。
海外では非常に人気の品種で、日本でも人気があるかわいい猫ちゃんですよね。
特にまん丸のお顔、筋肉質な体、「ω」、そして撫でられるのがあまり好きじゃない、まさに「お猫様」という感じで心奪われる方が多いのが分かりますね。
非常に古い品種なので遺伝的な病気が少なく、長寿の猫ちゃんといわれていますので、飼われている方がお互い末永く健康で暮らせることを願っています。
また、飼い猫に関して悩みがある方は、「同じ悩みを抱えている」「同じことを経験した」など、飼い主同士で情報交換が出来るサイト
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動物を飼っている方は優しい方が多く、親身になって答えてくれますので、経験した生の声を聞きたい方はぜひ登録してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
これからも猫ちゃんに有益な情報を発信していきますので、また見にきていただけると嬉しいです。
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